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JFCAの近況(3月)2019


3月は、社会人も学生も年度末と進級・卒業で忙しい弥生の月、北は会津工業高校から
南は有田工業高校まで全国10校、これは窯業学科のある高校です。主に窯業や陶芸を
学びますが、オールドセラミックスの長い歴史が、今日の強いファインセラミックスの礎に
なっています。なかでも1871年の勉修学舎を源とする有田工業高校と1895年の瀬戸窯業
高校の歴史は長く、高校のある有田市、瀬戸市ともに欧州の名窯リモージュ(仏)、
マイセン(独)と姉妹都市になっているのは歴史の面白さです。

 先月の政府機関の専門家を迎えたCMC勉強会/JFCAイブニングセミナーは大変勉強
になりました。また、ADCALとセラミックコーティング研究体(学会)との合同合宿セミナー
(熱海)は、物理、光、デバイスの先生方の発表と討議、異業種交流がイノベーションへの
好奇心をくすぐります。
 さて、今月は4日に運営委員会、13日に予算理事会、8日はCMCコンソーシアム見学会
(三菱重工航空機)と続きます。4月以降の行事は、下記のように予定され、リードタイム
2ケ月で会員の皆様へ御案内します。

(来年度の行事)
4月11日 ADCAL見学会(東北大学)
4月28日~5月3日 米国調査(Ceramics EXPO展、Ohio州立大学、空軍研究所等) 
5月17日 CMCコンソーシアム総会、講演会、懇親会
5月 イブニングセミナー(オプトセラミックス)
5月30日 理事会・総会、懇親会
6月6日 ADCAL総会、講演会(オープン:鉄道総研浮上式鉄道技術研究部・長嶋賢部長、
東大ものづくり経営研究センター・藤本隆宏先生)、懇親会
6月 見学会(半導体製造装置メーカ)

(学会・セラミックス大学2019の募集)
 新人の方又は改めて基礎から学ぶたい方には、大変有益なセラミックス大学で、受講
申込受付は3月1日から始まります。お勧めです。
http://www.ceramic.or.jp/ikyoiku/cepro2019/index.html

(中・仏で先端材料研究)
 先月の月報で、上海交通大学・複合材料研究所が月の裏面探査で大きな貢献を紹介
しましたが、2/27日付けの人民日報(日本語版)は、中国科学技術部(省)とフランス高等
教育・研究・イノベーション省の両国大臣は、中仏科学技術協力で7代重点分野
(①衛生・健康、②農業、③AI、④先端材料、⑤宇宙、⑥環境、⑦粒子物理)の協力
分野に合意したと伝えました。

(一口知識)
 最近、オプトセラミックス(透明セラミックス)は、従来は達成できなかった新規な機能性
で世界的なブームになっていると聞きます。耐環境下での窓、レーダードームに加えて、
例えば、1kmの視認性を可能にするLaser Light光源は自動車用途だけでなく、消費者
製品、建築、セキュリティ、捜索・救助等の製品に、他の照明技術に比べて高い輝度
性能と優れた視認性が期待されています。5月開催のイブニングセミナーでは、オプト
セラミックスを取り上げます。







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