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JFCAの近況(4月)2020



 入試入社式、新学期と新年度スタートですが、今年は新型コロナウイルスの影響で桜の色がやや寂しい。グローバル化がもたらした世界的な伝染、日本メディアと人民日報、New York Times、BBCなど海外メデイアと比較する良い機会で、日本はやや世界鳥瞰図が弱い気がした。世界一には世界一のデータ、情報、知識と知恵が必要、セラミックスも世界地図が大事。先月末に米国市場調査機関の海外市場レポートを報告しましたが、ファインセラミックスの年平均成長率(2018~2025年)は7.3%と予測、モノシリックセラミックス:7.0%増、コーティング:8.1%増、セラミックス複合材:9.3%増と元気。コロナの早期沈静を願うものです。成長要因は、①5Gを代表するモビリティ分野の需要増、②環境保全、電子電気、医療分野の需要増、③金属やプラスチックの代替/高機能化としての使用増、④全固体電池、オプト、CMC等の新規市場の需要増。
https://www.jfca-net.or.jp/(会員向けコンテンツ)にアップ済。



 先月10日、欧州委員会は政策文書「欧州新産業戦略」を公表(JFCA/HP「政府・官公庁からのお知らせ」にアップ済)。双子の気候変動とデジタル化が、経済社会産業に大きく影響を与え、これに対し欧州委員会は「グリーンへの移行(Green Transition)」、「デジタルへの移行(Digital Transition)」というキーワードで分析。標準化戦略にも言及しているのが欧州らしい。市場の変化が激しく変わる中、従来のオペレーションを抜本的に見直す企業が増えても不思議ではない。


今月は、新型コロナウイルスの影響で対外的なイベントは自粛ですが、4月末、文科省・経済省による「マテリアル革新力強化に向けた検討会」がスタート、政府施策へ期待大です。JFCA事務局は、新年度から始まる事業計画策定に追われ、今年度は従来事業に加えてFCロードマップ2050の改定、広報Youtubeの制作、複数の政府プロジェクトへの応募などを予定。また、ホームページでは、今月から日程が確定した「年間スケジュール」表を、随時、HPの左欄にアップし会員の便に供します。


(人事異動のお知らせ)
本日から曽我部(TDK)氏が部長で参画、ISO担当の派遣職員・大森さんは小柳さんへ交代。
最後に、今年度も「頼りになる工業会」の初心を忘れず、国内外の最新情報の提供、会員企業間の場ヂカラとネットワーク作り、政府への意見具申、そして米国USACA、欧州PECとの海外連携に努めて参ります。今年度も御支援、御協力を宜しくお願い致します。







一般社団法人日本ファインセラミックス協会:ページの先頭へ戻る