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JFCAの近況(10月)2020


 10月、「天高く馬肥ゆる秋」、秋は空が高くなり空気も澄んできます。また、暑すぎず寒すぎず心地良い季節、コロナで塞ぎがちな気分を一掃です。先月は、高出力レーザ開発(17.4憶円)、NEDO国際共同研究CMC(1.5億円)が採択されセラミックスの更なる新市場に期待です。前者は、昨年発足のオプトセラミックス研究会(26社)の成果、後者はCMCコンソーシアム(23社)が支援するものです。
現在、セラミックスは既存市場の拡大、歯科用インプラントの金属からセラミックス、浄水場の高分子膜からセラミックス膜への代替材料の市場拡大、そしてエネルギー分野での新市場の拡大と正のスパイラルが続いています。世界最大規模のシンガポールChoa Chu Kang浄水場は、JFCA会員のメタウォーター製のセラミックス膜ろ過装置が採用されました。

 今月は2日に企画会議・運営会議、また、2日から次世代育成の東工大・JFCAセラミックス講座(8回シリーズ)がスタート。会員企業の講師の皆様には学生の採点もあり大変ですが感謝です。9日はISO/TC206(ファインセラミックス)総会、コロナの影響でベルギー・ブラッセル総会がweb会議となり、国際幹事国を引き受けるJFCA事務局は大忙し。7~9日は関西高機能セラミックス展(インテックス大阪)、コロナで規模は縮小するものの専門セミナーは盛況です。27日はwebイブニングセミナー(カーエレクトロニクス:講師デンソー)で、6月からセミナーはwebセミナーに代わり参加者数は大幅増で、コロナによるセミナーの新しい形となりました。ただ、セミナー後の意見交換会(懇親会)が出来ないのがやや残念で、ナマメディアには勝てません。今後はface-to-faceとwebのハイブリッドセミナーとなります。「1回の面談は、10回の電話、100通のメールに匹敵する」と1:10:100の法則と言われますが、web会議は意外と有効です。


秋は行事の多い季節です。今日は中秋の名月で夜は空を見上げて月見酒、たまには美術館へ出かけ芸術鑑賞、最終日は日本の行事のひとつとなってきたハロウィンと、五感で秋の夜長をエンジョイ下さい。
以上






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