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 第9回シミュレーションスクール(WEBで実施)
 融合製品開発研究所 計算科学・情報センター センター長 
 奥野 好成 様
「AI活用による樹脂開発の試行回数削減」

8月17日に第9回日本ファインセラミックス協会シミュレーションスクール(WEB)が開催され120名を超える方が聴講されました。


奥野様は、大手化学メーカーに入社し計算科学による材料開発に従事した後も場所を変え、ナノ機構に関する計算科学や計算科学による受託解析やソフトウェア開発に従事され、その後、昭和電工(株)で研究開発本部 研究開発センター 計算科学グループリーダー、事業開発センター 計算科学・情報センター長を経て、理事として融合製品開発研究所 計算科学・情報センター長に就任され現在にいたります。

本ご講演では、AIが第一原理計算や分子動力学法と比較し、計算時間は短いが信頼性が未知であることの説明から始まり、AIに用いる構造式の表現方法、ポリマー特有の課題とその解決方法、未知データの予測に適したモデルの構築のためには機械学習の際に「仕掛け」が必要なこと等々、AI解析手法として大変多くの研究成果をご紹介頂きました。その上、自社でのAI活用事例もご紹介くださり、おそらく、既にAIを活用している人は大いに参考になり、AIを活用していない人は、活用しないのは損だからやらねばと思われたのではないかと感じました。


本スクールは1回/月のペースで1年間開催予定です。第10回は高周波対応フレキシブル誘電材料の研究に関するご講演です。皆様のご参加をお待ちしております。

以上






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