暦では暑中お見舞いから間もなく残暑お見舞いの時期となりますが、まだまだ酷暑が続いております。
気候変動や国際紛争による問題が深刻化する昨今、環境・エネルギー・デジタルへの取組はもはや避けて通れない世界的潮流となっています。来年4月、ミュンヘンで開催のCeramitec 2024のトピックスもその流れを受け、①脱炭素、②水素技術、③デジタル化、④エネルギー効率、⑤エネルギー貯蔵、⑥グリーンテクノロジー、⑦循環経済と発表されました。良いものであれ、なんであれ、ものごとにはタイミングというものがあります。何事も方針転換を渋りに渋っていると万事手遅れとなる場合が多いので全体を俯瞰する目が大事です。
先月は欧州セラミックス学会総会（仏・リヨン）及び日中韓標準化事務局準備中国会議のレポートをHP（会員向けコンテンツ）にアップしました。また、先月開催された産総研での３D積層造形研究会、島津製作所でのGHG削減分科会、CMCコンソーシアムのANA整備工場見学会では関係者の方々にお大変世話になりました。
今月は、7日の企画会議、10日の第１回パワエレ国際標準化委員会、24日イノベーションセミナー、25日ADCAL/3D研究会（つくば）、29日3D積層造形研究会、31日の編集委員会と続きます。イノベーションセミナーの後は「セラミックスの夕べ」の交流会でビジネス機会を提供します。また、下旬には二つの国際会議、岐阜・長良川のSintering 2023（焼結国際会議）、韓国・済州島のHT-CMC 11（CMC国際会議）が開催されます。報告書をご期待下さい。
（イノベーションセミナーと交流会）
8月24日、各セミナーの総本山であるイノベーションセミナーを開催します。テーマは「3D積層造形」及び「CO2削減と新市場」。セミナー後には交流会を開催しますので多数の参加をお待ちしています。
（デジタルラボ研究会（仮称）の発足）
JFCAと日本分析機器工業会合同のデジタルラボ研究会（仮称）の会員を募集中です。9月29日に第1回研究会（東工大）開催を予定しています。
（2023年度JFCA協会賞及び森村豊明会奨励賞の募集）
現在、JFCA産業振興賞・技術振興賞・功労賞等の表彰及び森村豊明会奨励賞が公募中（締切：9月22日）です。皆様からの多数のご推薦をお待ちしています。
（10月幕張メッセ開催のCeramics Japan）
来る10月4～5日、幕張メッセでCeramics Japan（高機能セラミックス展）が開催、初日には交流会（無料）を開催しますので併せてご参加下さい。
（10月ISO/TC206京都総会及び日中韓標準化事務局初会合）
Ceramics Japanと日程が重複しますが、京都でTC206総会が開催されます。これに合わせて、先の中国会議で合意した日中韓標準化事務局会合が発足します。
先月末からの猛暑は英語でHeat wave、まさに熱波そのものです。皆様、今年の暑すぎる夏、十分にお気を付け下さい。
以上
