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JFCAの近況(3月)2024


3月は卒業、引越しの季節です。大きく環境が変わりますが、自ら世界を狭くしないことが大切です。人間は自分の限界よりもずっと狭い範囲内で生きていることが多く、背伸びをしないと見えない景色があることになかなか気付きません。大きな視野を持ち自分を超えるように日々研鑽したいものです。

先月7日の独FraunhoferのSchmidt博士を講師に迎えたCMCコンソーシアムセミナーは資料も分かりやすく大変素晴らしいものでした。経済産業省からも、現状を知る上で大変有益だったという感想を頂きました。日本の素材力は海外でも有名ですが、諸外国も指をくわえて見ているだけではなく、最近の欧米中韓にみるAIとロボット(デジタルラボラトリー)による研究室の自立化実証試験のように新しいアプローチへの挑戦に注力しています。日本の対応が後回しにならないことが肝要です。

今月は、1日の運営委員会、13日の理事会で、来年度事業計画と予算案を審議します。また、3月4日はセラ3D積層造形研究会セミナー(独・BOSCH)、11日はJFCA特別セミナー(英国のセラミックス産業)、デジタルラボ研究会(東大本郷)、26日はカーボンニュートラルシンポジウム、29日は第4回ADCAL研究会(東北大学)と続きます。海外講師を迎えるセミナーは時差の関係で夕方の開催となりますが、是非、世界を知る上でご参加下さい。詳細は、HPの年間スケジュールをご参照下さい。 https://www.jfca-net.or.jp/contents/index/109


(カーボンニュートラルシンポジウム)

3月26日(火)、昨年からサステナビリティ委員会及び分科会でカーボンニュートラルの取り組みを進めてきましたが、昨年12月にビジョンの策定を終えたのを機に、ビジョンの内容と今後の協会活動を討議する機会としてシンポジウムを開催します。また、日本総研・足達常務理事による、カーボンニュートラルへの潮流の中で企業経営に対して求められることについての講演会も開催します。


(経団連からの提言)

2月20日、経団連から「グローバルな市場創出に向けた 国際標準戦略のあり方に関する提言」が発表されました。日本は「技術で勝ってビジネスで負ける」状況が継続し、近い将来、「技術で勝つ」ことすら困難になりかねない問題意識から、今こそ産学官が緊密に連携し、明確なビジョンのもとにルール形成の一環として国際標準戦略を策定・実行すべきと言う提言です。詳細はJFCAホームページ「政府・官公庁からのお知らせ」にて御確認下さい。


(安全保障技術研究推進制度)

防衛装備庁から2024年度安全保障技術研究推進制度の新規研究課題の公募が開始されました。公募スケジュールは、2024年2月8日から5月14日までとなっています。研究開発は、タイプS形(5年間20億円)、A形(約5000万円)とB形(約1000万円)があり、政府の研究制度の中では一番基礎研究に近い研究開発制度です。ご不明な点は、JFCA(冨田・矢野)へお問合せ下さい。

今年の桜開花予想は、東京が3月20日とのこと。まだ三寒四温が続きますので体調にはお気を付け下さい。

以上








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