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JFCAの近況(4月)2024


今月は、新年度・新学期と節目の月です。JFCAも新年度を迎え気分一新、そして新しい出向メンバーが加わり心機一転の気持ちで事業に臨みますので宜しくお願い致します。

先月熊本大学・黒髪キャンパスで日本セラミックス協会(学会)の2024年年会が開催されました。今年1月フロリダ・デイトナビーチの米国セラミックス学会と内容を比較すると、3D積層造形の発表件数が日本は4本、米国は46本と大きな差がありました。以前から欧米との比較で気になっていた周回遅れの3D積層造形への取り組みが、数字で示されました。国境を越えた競争ではアンテナの高さが重要です。 

3月は、運営委員会、理事会で来年度の業務計画・予算が採択され、26日にCNシンポジウムが開催されました。シンポジウムは中身の深いものとなり、成果としてJFCAカーボンニュートラルビジョンがHPにアップされました。改めて関係者の皆様に感謝いたします。そこでの日本総研の足立常務の講演、30年前にエコファンドを提案したら君はアオイネと言われたそうです。今、言った人はアオクなっていることでしょう。時代は変わります、変わらないのは自分だけです。


今月は来月27日の理事会・総会に向けた準備、25日の会計監査と忙しい月になります。委員会関係では、16日のADCAL研究会、19日の交流企画委員会、22日の3D積層造形研究会と続きます。また、19~21日は高出力レーザに関する国際会議TILA-LIC  2023(パシフィコ横浜)が開催されます。


(セラミックスジャパン展示会:大阪)

5月連休明けの5月8~10日は、インテックス大阪で第9回Ceramics Japan展が高機能素材Week展の中で開催、2~3万人の来場者を見込んでいます。Seeing is believingで、是非、足を運んで下さい。


(インド出張報告)

3月6~8日、India Ceramic Asia 2024展示会の出張報告書をHPにアップしました。インドは、2023年に中国を抜いて世界最大の人口14億人、GDP7~8%増の経済成長で、現在、英・仏を追い抜きGDP世界5位、2027年に日・独を抜いてGDP世界第3位の予測。労働人口がすでにピークアウトした中国と異なり、インドは今後20年以上労働人口が増加すると予測され、豊富な労働力にも期待が大きく、人口の中位年齢は、日本が48歳、インドは28歳となっています。また、インドは、QUAD(日米豪印戦略対話)の構成国。コロナ前に元米国セラミックス学会会長(NASA)と二人でホテルの朝食時、「矢野さん、インドを見ておけよ」と言われたのを思い出しました。そろそろステレオタイプのインド感から脱皮です。


(人事異動)

4月の人事異動で技術担当部長として三菱マテリアルから渡辺明義様、TOTOから城戸輝希様(中山部長の後任)を迎えました。「頼りになるJFCA」となるべく、引き続き会員企業の皆様の御支援、御協力を宜しくお願い致します。

以上








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