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JFCAの近況(6月)2025


先月、早々に南九州と沖縄が入梅し、間もなく全国で紫陽花祭りも始まります。年齢を重ねるにつれ四季のありがたさを感じるようになってきました。春夏秋冬という季節感のある暮らしが出来る日本に大感謝です。昔勤務したジャカルタの季節は、雨季と乾季はあるもののHot、Hotter、Hottestの3つの夏のみでした。

先月26日の理事会・総会において、私11年間務めた専務理事を退任し、新しい岡野克弥専務理事を迎えました。今回の「専務の窓」が私にとって最後の月報となります。TOTO木瀬会長、東芝室町会長、日特尾堂会長、京セラ山口会長の4人の会長に仕え、この間ファインセラミックスの生産額は約4兆円と倍増し、元気な業界で仕事ができたことは私にとって大きな喜び、幸せでした。また、会員間の交流・ビジネスも盛り上がり「三人寄らねば知恵は出ない」を大いに体感させて頂きました。この場を借りて会員企業135社の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、長い間ご支援・ご指導くださった方々へ厚く、熱く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

さて、5月のインテックス大阪でのCeramics Japan展示会は例年に比べ4割増しの来場者で大変盛況でした。展示会はセラミックスソリューションを探し、講演会に参加し、ネットワークを容易に築ける機会で、やはり実際に体験しないと何事もものにはなりません。

今月は6月12日にデジタルラボ研究会(東大)、20日にCMCコンソーシアム総会(東京工科大)、27日に安全保障コンソーシアム総会(JFCA)と続きます。また、国際標準開発受託事業では23日にエネルギー関連材料の電気特性評価国際標準化委員会がスタートします。今年度は3件の新規テーマを受託。来年度テーマ検討も今月始まります。


(第16回PACRIM国際会議)

環太平洋セラミックス・ガラス国際会議(PACRIM)が、5月上旬、バンクーバーで44 ケ国750 名の参加で開催。日本の大学、企業から 130 名が参加、まだセラミックスでは日本が存在感を示していますが、日本の研究分野は偏りがあり、米国からは多数見られたUHTCや 積層造形の発表がありませんでした。報告書はHP(会員専用ページ)にアップ済。


(ブレークスルー研究:防衛イノベーション科学技術研究所)

3月末にスタートした3D積層造形について、会員企業5社の参加で試作研究が始まりました。秋には試作品の評価試験をJFCCで行います。また、2000℃を超える温度にも耐えられる超高温セラミックス(UHTC)の調査研究もスタートします。安全保障及びCMCコンソーシアムで進捗状況を報告。


(今後の日程)

HP(年間スケジュール)で随時更新していますのでフォローして下さい。セミナー関係はオンライン併用の開催ですが、講師を囲んだ対面及び意見交換は参加者には大変好評ですので、是非現地参加をご検討ください。お待ちしております。


以上






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