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JFCAの近況(10月)2025

一般社団法人日本ファインセラミックス協会

 専務理事 岡野克弥


ようやく暑中お見舞い申し上げますという挨拶をしなくてもいい気候になってきました。しかしながら、こんなに暑いのに「異常気象」という言葉自体が使われなくなったような感じがしており、異常な高温が、通常というようになってしまってはよろしくないですね。同様に、最高気温が「平年並み」との記述もとんと聞かれなくなりました。ますます本気の温暖化対策が求められます。

さて先月は、国際標準化では、第32回TC206総会が中国で開かれて、我が国からの新規提案をいくつか俎上に乗せることが認められました。FCセミナーでは、東京科学大の村上陽一教授より、CO2分離回収技術についてお話いただきました。

CMCコンソーシアム見学会では、IHI様瑞穂工場、昭島資料館を訪問させていただきました。また、24-25の2日間で、JFCAと産総研中部センター様との共催で2daysセミナーを開催、多くの質疑があり有益なディスカッションとなりました。講演いただいた諸先生、開催に御協力いただきました各部門の方々に感謝申し上げます。


先月、印象に残ったことは、「固定観念にとらわれない」を改めて認識したことです。速水御舟という、生涯で作風を4回も変えた※画家がいたということ、これをFCセミナーの際に村上陽一教授(前述)からお聞きしました(※日本画から西洋画、また抽象画のように…)。古くは、宮本武蔵も言っています。また、現代の我々においても、研究室の4年生当時にやっていたというだけの理由で、その分野を一生涯やっている人がいかに多いかと。

村上先生ご自身も、その時その時にもっとも適した職場、研究内容を、適時適切に選択してきたとの由感銘を受けました。


10月も、以下の見学会やセミナーのほか、国際標準化委託各事業の第2回委員会が開催されます。詳しくは協会ホームページの年間スケジュールをご覧ください。


1日   第2回FCセミナー(東京科学大学、八島正知教授;高性能燃料電池のための新材料について)

3日~ 東京科学大学でのJFCA冠講座(全8回、~10/28が最終日)

9日 「福島水素エネルギー研究フィールドFH2R」見学会

9日  ファインセラミックス標準化連絡協議会

23-24日 第38回FC関連団体連絡協議会(京都)

26-28日 CMCⅢシンポジウム(山梨県小淵沢)

27日 第2回JFCAサステナビリティネットワーク会合



皆様奮ってご参加いただければ幸いです。

以上






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