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 炭化ケイ素連続繊維誕生50周年記念講演会のご案内 12月10日(水)

 株式会社 超高温材料研究センター様からのご案内です。
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 炭化ケイ素繊維誕生50周年記念講演会が開催されます。

【趣旨】東北大学金属材料研究所の故矢島聖使教授のグループが炭化ケイ素連続繊維の製造方法を発明し、その成果を初めて論文として発表してから2025年で50年になる。公益財団法人特殊無機材料研究所(以下 本研究所と記す)は、この機会に50周年記念講演会を開催して、当時の研究から現在の商業化にいたるまでの研究開発状況を振り返り、今後の研究開発の方向について指針を考える機会を設けたいと考える。 
本研究所は、世界に先駆けて研究開発された有機ポリマーを前駆体とする炭化ケイ素連続繊維の高度化ならびに工業化を目的にして1976年3月、文部省所轄の財団法人として設立され、2011年6月に内閣府所轄の公益財団法人への移行が認定され、現在に至っている。その間、独自に研究開発を行うとともに、企業各社の炭化ケイ素連続繊維の工業化を支援してきた。最近では、大学、研究機関の研究支援を中心に活動している。
高度な先進工業材料である炭化ケイ素連続繊維の製造技術は純国産技術である点が重要であり、炭化ケイ素連続繊維の企業各社による事業化により、それを用いた複合材の開発が国際的に注目されて、海外を中心に発展してきた。中でも、CMC(炭化ケイ素連続繊維/炭化ケイ素母材複合材料)の実用化は、国産の高性能・高純度の炭化ケイ素連続繊維なしには果たされなかったと考えられる。 
このように、炭化ケイ素連続繊維の周辺技術開発は、今後も国際的競争が激しくなると予想される中で、我が国の今後の研究開発の方向性(戦略)を考えることは極めて重要と思われる。このような趣旨で以下のように50周年記念講演会を開催する。


主催:公益財団法人 特殊無機材料研究所
日時:2025年12月10日(水)13:30~16:55
会場:一橋講堂1階特別会議室101、102(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
参加費:無料

13:30~13:35 開会の挨拶
13:35~14:25 市川 宏(有明セラコ株式会社)
 「SiC繊維ニカロンと複合材の研究開発史」
14:25~15:05 朝倉 勇貴(株式会社IHI)
 「炭化ケイ素複合材料を用いる航空機エンジン開発の現状」
15:05~15:30 休憩
15:30~16:10 吉田 克己(東京科学大学)
 「SiCf/SiC複合材料の原子力および核融合炉用材料としての期待(仮題)」
16:10~16:50 久新 荘一郎(特殊無機材料研究所)
 「炭化ケイ素材料の研究開発に対する基礎化学からのアプローチ」
16:50~16:55 閉会の挨拶

【お問合せ/お申込み】
申し込み方法:電子メールに氏名、所属、電話番号、電子メールアドレスを記載の上、以下の申し込み先にお送りください。
申し込み期限:2025年12月5日(金)
申し込み先:〒376-8515 群馬県桐生市天神町1-5-1 群馬大学桐生キャンパス内
      公益財団法人特殊無機材料研究所事務局
      電話:0277-22-8552(月金のみ)、
      電子メール:jimu(at)aims.or.jp((at)は@に置き換えてください。)
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皆様どうぞご参加ください。
以上







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