一般社団法人日本ファインセラミックス協会
専務理事 岡野克弥
まずは、日米関係(高市=トランプ)や米中関係は順調なスタートを切ったというところでしょうか、これもAPECが1つのきっかけとなりました。当初は、APEC(Asia Pacific Economic Cooperation)は、欧州主導でルール化などの政策(主として貿易、投資などの経済政策)が進むことを牽制する目的で始めた実務会議でしたが、1993年から首脳会議をやるようになってからは、米国大統領も引っ張り出してくる政治舞台装置にもなっています。感慨深いものがあります。(APECは日本が発案して作ったのです。)
先月、印象に残ったのは、ファインセラミックス関連団体協議会(第38回)が京都にて開催された際に(開催地の京都セラミックフォーラムの皆様方、ありがとうございました)、JFCA地域賞を受賞された熊本征一様から伺った、最近の陶芸ビジネスの置かれている状況には厳しいものがあるというお話です。今は、以前ほど売れなくなって、廃業される陶芸家の方も少なくないと。かつて日本経済が強かった頃は、金額の高いものもバンバン売れた、特に、結婚式の引き出物では数も出ていたのに比べると、近年では経済も、社会環境も変化しているということです。
このFC関連団体協議会のほか、先月のFCセミナーでは、東京科学大学の八島正知教授より、高性能燃料電池の材料についてお話いただきました。JFCA見学会では、福島水素エネルギー研究フィールドFH2Rを訪問させていただきました。また、山梨県小淵沢で開催されたCMCⅢシンポジウムには我が国から多くの専門家の方が参加されました。その時の状況については、改めて報告の形をとらせていただきます。各イベントにおいて御協力いただきました各部門の方々に御礼申し上げます。
今月11月は、12-14日に高機能セラミックス展(幕張メッセ)、17日にJFCA特別セミナー(高出力レーザー研究開発報告、分子研平等先生)、同じく17日に3D積層造形研究会(@山形大学)、19日に第3回FCセミナー、27日にJFCA産業動向調査委員会等と予定されています。国際標準化委託各事業委員会も開催されますので、詳しくは協会ホームページの年間スケジュールをご参照いただくとともに、その他以下に特記いたします。
(11月12~14日、高機能セラミックス展 - CERAMIC JAPAN - @幕張)
幕張メッセにて、セラミックス材料や、工業炉・粉体技術などのセラミックス成形・加工技術が出展します。セラミックスメーカーの技術部門をはじめ、その他エレクトロニクス、自動車、電池、医療など様々な分野でセラミックス技術・製品を求める専門家が来場します。
是非、会場に来訪いただきますとともに、今後は、こういったやり方での展示会を実施して欲しいなどといったご希望がある場合はお寄せください。
なお、開催当日の初日11/12(水曜)18時から、出展者、来訪者、来賓等の方々が集まる懇親交流会が開催されます。(今年は欧州セラミックスセンターも交流会へ参加予定)情報交換、ビジネス開拓のきっかけに、奮ってご参加ください。
場所:CERAMIC JAPAN会場内、2ホールVIPラウンジ
参加費:無料
(JFCA標準化講演会)
本年度標準化講演会を12月12日(金)に開催致します。参加登録受付を開始致しましたので、ホームページ「JFCAイベントのご案内」よりお申込みいただけます。皆様の参加をお待ちしております。
(恒例のテクノフェスタ)
来年1月22日(木)に第40回JFCAテクノフェスタと新春懇親会を開催しますので、今からご予定をお願いできればと思います。改めてご案内を発信します。
以上
