一般社団法人日本ファインセラミックス協会
専務理事 岡野 克弥
新年、明けましておめでとうございます。2025年は、ここのところ顕著な夏の猛暑をはじめとした自然災害(熊の出没を含む)が目立つ一方で、経済情勢は、円安と物価上昇で生活感覚は厳しいものの、輸出という点においては円安は有利な状況となっていたかと思います。敢えて、メディアでは強調していないようですが。
2026年は、すでに始まっている我が国の政策金利の上昇基調が続く見込みであり、その結果円高に振れていくと見られます。昨年末にまとめた産業動向調査では2025年の生産額が3.8兆円と過去最高(対前年比4.4%増)の見込みとはなっているものの、そのうちの約1/3以上が海外市場向けとなっている構造上、どう影響するのかは予断を許しません。
さらに加えて、2026年にはアメリカ中間選挙があることから、トランプ関税ほかアメリカの経済政策の不透明性があり、また2027年末には中国習近平主席の任期が到来するなど、ファインセラミックスの主要な海外市場での動きからも目が離せません。本年も、何とぞよろしくお願いします。
先月は、小職自身、着任して初めてアメリカを訪れる機会を得ました。米国セラミック学会(ACerS)、米国先進セラミックス協会(USACA)との協力連携の確認と、ASTM、NISTとのISO提案の協調について協議を行いました。話の中で印象的だったのは、ACerS、USACAともに、米国セラミックス産業界において、若手の人材確保が難しいという我が国と同じ悩みがあること、そしてそのため、企業の専門家(先輩)が若い学生相手にトレーニング(という名の青田刈り!?)をしているとのことでした。
良い機会なので、こちらからの「今の若者は、新聞、テレビを見ない。だから、SNSなどの媒体の方がよくないか?」との投げかけに、アメリカ側の人も頷いていました。先方の若手の参加者の中には、「自分もそう。Social mediaから情報を取っている」との発言もありました。
今月は、以下の各種事業のほか、国際標準化委託各事業の委員会が開催されます。詳しくは協会webページの年間スケジュールをご覧ください。
13日 ADCAL(先進コーティング研究会)第3回研究会、講演会・見学会
産総研 ものづくり研究センター 製造データ統合研究チーム様
16日 3D積層造形研究会第3回研究会 株式会社エスケーファイン様訪問
22日 第40回テクノフェスタ/新春懇親会
25~30日 ICACC 2026(デイトナビーチ、米国)
(恒例のテクノフェスタ)
1月22日(木)に第40回JFCAテクノフェスタと新春懇親会を開催しますので、ご予定をお願いできればと思います。まだ受付中です(〆切~1/9)ので、webページ「JFCAイベントのご案内」よりお申込みください。皆様のお越しをお待ちしています。
(高機能セラミックス展 - CERAMIC JAPAN - @名古屋、ポートメッセなごや)
2月18~20日、これまで東京(幕張)、大阪で実施してきている高機能セラミックス展を、今年はじめて、セラミックスの地元である名古屋にて開催いたします。
是非、会場に来訪いただきますとともに、今後は、こういったやり方での展示会を実施して欲しいなどといったご希望がある場合はお寄せください。
(CERAMITEC 2026欧州調査団)
3月24日~26日ミュンヘンで開催されるCERAMITEC 2026(隔年開催)に合わせ、恒例の欧州調査団を催行します。皆様からの参加申し込みをお待ちしております。申込締切が1月30日(金)となっておりますので、ホームページ「JFCAイベントのご案内」にて詳細をご確認ください。
以上
