1.会長の挨拶

2.JFCA事業紹介

3.組織図

 

社団法人 日本ファインセラミックス協会

会長   川 村   誠

   ご挨拶

 日本ファインセラミックス協会は1986年11月に社団法人として発足して以来、20 余年、経済産業省のご指導と、協会会員会社をはじめ関係各位の暖かいご理解とご協力により、ファインセラミックス産業の拡大発展のために活動を進めてまいりました。
 おかげさまで昨年度(2008年4月期)のファインセラミックス産業は素材産業として重要な地位を占めるまでに成長し、ファインセラミックス部材の生産金額は2兆4000億円に届くまでに成長することが出来ました。しかし、一転して、百年に一度の不況は、ファインセラミックス産業にも押し寄せ、厳しい環境となっております。こういうときこそ、中長期の見通しをもって、会員皆様のお役に立てるよう務めてまいりたいと思います。

 日本が世界的に先導的な地位を維持しているファインセラミックス分野で、当協会では、今後重要となる標準化推進事業を推進しております。具体的には、協会内に製品規格・評価基準などの検討委員会を設置し、国内のファインセラミックス製品/技術のJIS規格の制定事業への参画と、国際標準であるISO規格への提案を実施していきます。また、「ファインセラミックス産業動向調査」などの調査事業を通じ、今後、業界として取り組むべき課題解決のために、産学官連携の技術開発プロジェクトの企画提案を行っています。ファインセラミックス分野の産業・技術開発動向に関しては、季刊誌「ファインセラミックスレポート」の発刊により情報の共有化を進めています。

 引き続き、当協会の特徴であるメーカーとユーザーからなる団体という利点を生かし、川上から川下までの幅広い業界からのご意見を取り上げて、高い国際競争力を有する業界としてグローバルな観点から、魅力ある事業を展開していく所存でございます。

 今後とも「環境・エネルギー」問題に根ざした厳しい経済情勢が続く中、ファインセラミックス業界の継続的発展のために、会員会社の皆さんのご協力と、経済産業省をはじめ関係省庁・団体のご指導を得て、微力ではございますが、業界発展のために最大の努力をしてまいります。何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

 


JFCAの事業の紹介

1.
ファインセラミックス産業に関する情報の収集及び提供
 
(1)
広報委員会活動による異業種交流の促進
 
交流企画分科会は、分科会活動として、ポスターセッションによる新製品・新技術の紹介、専門家による講演会、見学会等を開催し、ユーザー・メーカーが一堂に会し、かつ異業種企業の会員相互の緊密なる情報交換を行います。 
 
 
(2)
会報 ”FC Report” の編集発行
 
ファインセラミックスに関連する国の施策、関連産業情報、技術解説、新製品・新技術の紹介、タイムリーなテーマ特集、産業統計、内外のニュースなどを内容とした会報”FC Report”を季刊で発行しています。
 
 
(3)
ファインセラミックスに関する生産、流通、消費及び貿易についての調査
  ファインセラミックス原料、材料及び部品の生産状況及び輸出入状況並びにその傾向について、1983年より毎年ファインセラミックス関連企業にアンケート調査を実施し、その結果をファインセラミックス産業動向調査報告書としてとりまとめ、会員に報告すると共に、広く各界においても利用されております。
     
2.
ファインセラミックス産業に関する調査研究
ファインセラミックス産業の技術戦略から市場・技術動向に係わる各種調査研究や重点分野の開発、利用動向の実態の調査研究などを行い、その成果を調査報告書にとりまとめ、一般に公開しています。
最近の調査研究の例では、国家産業技術戦略の一環としての「ファインセラミックス産業技術戦略」、「生体人工関節及びその評価技術の開発」、「シナジーセラミックスの研究開発における成果普及に関する動向調査」、「ファインセラミックス産業における重点技術(ナノ材料技術)の基盤調査」等があります。
   
3.
ファインセラミックスに関する標準化及び規格化についての調査
標準化委員会ではファインセラミックス産業の発展に必要な工業標準化推進計画を策定しております。この計画に沿って、国からの委託を受け1983年から継続してファインセラミックスに関する製品及び試験方法の規格の統一ならびに標準化推進のための調査研究を行っています。調査研究の完了した項目については工業標準新規原案の調査・作成の委託も受けております。
規格化においては国際規格との整合性を考慮するとともに、ISOの専門委員会を通 じて国際規格化の提案も併せて行い、我が国の意見を国際規格に反映させております。  
   
4.
ファインセラミックスに関する国際協力の促進
国際協力の推進
ファインセラミックスに関する国内関連団体である(財)ファインセラミックスセンター、(社)日本セラミックス協会などと連携を保ちつつ、海外関連団体との情報交換、人的交流の促進、国際会議への貢献、海外専門家による特別講演会の開催などの国際交流を図っております。
 
5.
ファインセラミックスに関する市場動向、技術開発に関する講演会などの開催
ファインセラミックスに関する新製品・新技術、市場について、会員の関心あるテーマを選び、講演会、講習会、見学会、シンポジウム、展示会などを適時開催し、ファインセラミックス産業の振興、普及・啓発に努めています。
 
6.
国内外の関係機関、団体、学官との連携および協調
国内外のファインセラミックス関係機関、団体、大学、独立行政法人、公立研究機関と連携し、事業に協力すると共に、産官学の情報交換を行っています。
また、ファインセラミックスに関する地域の団体からなるファインセラミックス関連団体連絡協議会の事務局として、地域の試験・研究機関との情報交流に努めています。
   
7.
ファインセラミックス産業の振興に顕著な業績があった個人、企業、団体の表彰
ファインセラミックス産業の振興・発展を奨励するため、日本ファインセラミックス協会賞として産業振興賞、功績賞、技術振興賞、国際賞、地域賞を設け、各々の分野で 顕著な業績のあった個人、企業、団体を毎年表彰しています。