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コーティング市場とセラミックス膜市場、JFCA/USACA交流会

セラミックス市場で、近年、まだ市場は小さいものの成長が大きいのがコーティング市場とセラミックス膜市場。最近、国内での「市場を広げる」、「技術能力を築く」動きを紹介します。ここで大事なのは、「競争前段階」であるとの共通した目的と認識、「競争と協調」が大事で、かつ、三大材料(セラミックス、金属材料、有機材料)と競合(役割分担)し、セラミックスの果実を如何に大きくするかです。

(コーティング市場)
〇今月の月報(4/1)で紹介の「先進コーティングアライアンス」、4/7日(木)、東京ビックサイトで発足式を行い、28社が参加。現在、会員は31社(随時受付中)。コーティング産業の重要性を指摘した英国レポート(44頁)の翻訳が出来ましたので、添付の通り送付します。1年間の議論を経てまとめた提言書で、大変示唆に富んでおり、是非、御一読下さい。コーティングはセラミックスの応用分野の一つで、英国では「Coating Industry」として捉えています。このためには、リーダーシップフォーラムのような組織の新設が必要と。英国は、ISO/TC206(ファインセラミックス)/WG10(コーティング)の幹事国。(担当部長:岡村)
http://adcal.org/

(セラミックス膜市場)
〇4/15日(金)、(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)は、無機膜の産業化に向けた「無機膜研究センター」の設立記念シンポジウムを東京で開催。市場調査では、セラミック膜の世界市場規模は、2020年に51億ドル(5600億円)に達し、2015年から2020年までの年平均成長率は11.7%と予測。これまでは水処理用途が最大市場(55%)、今後10年間で顕著な成長が見込まれる用途は、医薬品、食品飲料。アジア、中国は今後10年世界で最も速い市場成長。RITEの「無機膜研究センター」の成果を期待。
(無機膜研究センター)http://www.rite.or.jp/membranes/info/
(シンポ講演資料)http://www.rite.or.jp/news/events/2016/02/muki2016415.html
(セラミック膜の世界市場予測2015-2020年)http://www.marketsandmarkets.com/PressReleases/ceramic-membranes.asp

(JFCA/USACA交流会)
4/26~28日、北米最大のセラミックス展がクリーブランド(オハイオ州)で開催。この機会に、4/26日(火)夕方、JFCA/USACA(2015年覚書)の会員企業同士による交流会(Networking Party)を開催。日本から16名が参加しますが、セラミックス構造材料では、米国から学ぶ点は多い。展示会には、私も参加してますので声をかけて下さい。
http://www.ceramicsexpousa.com/






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