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平成28年度第2回見学会
金属技研株式会社神奈川工場

MANA見学会
7月29日JFCA第2回見学会が金属技研株式会社 神奈川工場で実施されました。この見学会は広報委員会交流企画分科会の企画で、31名の参加者がありました。

 金属技研は、1960年に金属工学の研究グループが創業した会社であり、金属熱処理を基幹として、ろう付、拡散接合、HIP処理等の特殊工程の受託加工から、機械加工や設計、分析・解析までを行う「提案型のモノづくり=the metal solution」を提供しています。半導体・自動車・電子機器・エネルギー・航空宇宙などの幅広い産業からの特殊加工ニーズに応えるほか、国家プロジェクトによる最先端実験施設向けの機械装置の設計から製作、設置工事まで一貫で対応されています。これらの高い技術力は金属材料だけでなくファインセラミックスへも適用されています。
見学会当日は神奈川工場長の齋藤様からご挨拶を頂いた後、テクニカルセンターの増尾様より金属技研全体についてのご説明がありました。特にHIP炉については日本一の受託メーカであることと世界一の規模を持つGIGA-HIPについてのご説明が参加者の関心を引きました。続いて同テクニカルセンターの唐土様から金属積層造形技術についての紹介がありました。前述のHIP装置と積層造形との相性が良いとのご説明に関しては、多くの質問が寄せられました。
技術のご紹介の後に、神奈川工場の本庄様・川嶌様にご参加いただき、4班に分かれての見学となりました。テクニカルセンターでは積層造形(金属3Dプリンター)を、神奈川工場ではHP・HIP炉を中心にした熱処理設備等を見学させていただきました。積層造形では、実際に積層造形を行っている装置や完成したサンプル及びその作製工程でのノウハウなどに、熱処理では処理を行う上での厳しい管理方法などについての質問が寄せられました。見学終了後の質疑応答でも多岐にわたる質問が寄せられ、貴重な機会を活かした見識や議論を深めることができました。
最後になりますが見学会開催にご尽力いただきました増尾様、当日ご対応いただいた皆様、見学会にご参加いただいた皆様のご協力に、心より感謝いたします。
これからもタイムリーで皆様の関心にそった見学会を進めてまいります。





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