一般社団法人日本ファインセラミックス協会は、ファインセラミックスに関する情報の収集及び提供や研究を広く行い、産業の拡大発展のためにさまざまな活動を進めてまいります。

早いもので、今年も残すところ10日となりました。色々なことが起こった一年でしたが、皆様はどのように感じられたのでしょうか。
以下は今年のJFCA十大ニュースです。引き続き、来年もよろしくお願い致します。

1. 　
11月、423名のご出席を得てJFCA設立30周年記念式典を盛会に挙行。ノーベル賞・中村修二先生、村田社長の講演が記念式典に大きな花を添えた。

2.
30周年記念式典でアメリカセラミックス学会、米国先進セラミックス協会（USACA）、ドイツ・Ceramic Applications社から、室町会長へ記念盾、記念品が贈呈された。セラミックスファミリーの海外の仲間に感謝。

3.
30周年記念事業として、専門家ヒアリングや日米欧アンケート調査を踏まえファインセラミックスのロードマップ2050を日本語版と英語版で発表。TASK FORCE（委員長：東工大 東教授）の活躍大。

4.
季刊誌FCレポート30周年記念号を発行。「30年後のファインセラミックスを考える」と題し、若手・中堅技術者の座談会を掲載。

5.
4月、産総研とJFCA合同で先進コーティングアライアンスを発足。東京ビックサイトでの発足式（28社）から会員は40社に増加。欧州に比べて大きく遅れている日本のコーティング市場の拡大を期待。

6.
JFCAからJST（科学技術振興機構）へ申請のA-STEP（セラミックス）プログラム１１件（応募総数：７０件）が採択が採択。5年間で総額12.5億円が、大学・国研へ投資、基礎研究の強化に一役かった。JFCA革新製造プロセス研究会が申請支援。

7．
東京ビックサイトで高機能素材ワールド展の中で初めて高機能セラミックス展を開催。基調講演には800名が参加。10月には関西展も開催し、米国Ceramics EXPO、欧州eramitecと並び世界三大セラミックス展に。

8.
北米最大のセラミックス展示会、Ceramics EXPOに併せて、ワシントンでJFCA/USACA（米国先進セラミックス協会）事務局会議の開催、クリーブランドでの日米企業でのJFCA/USACA交流会を開催。日米ともに100年企業が多数存在。

9.
JFCA産業動向調査委員会は、昨年度のファインセラミックス生産額が、過去最高の2.5兆円を超えたと発表。エネルギー・環境の時代の要請に応えたセラミックスへの期待の大きさを示した。

10.
9月開催の第34回ISO/TC150（外科用インプラント）シドニー総会で、次回総会の日本開催が満場一致で採択された。2017年9月、名古屋国際会議場での開催に向けて始動。