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JFCAの近況(20171204)

師走に入りました、早いもので今年も残すところ1ケ月。夏は14時間34分(東京の夏至)あった昼間の時間は、今月の冬至は9時間45分と5時間弱も短く驚きます。忘年会の帰り、寒いですがたまには頭上の月や星座を眺め長い夜をエンジョイ下さい。
先月は、群馬大学・佐藤先生のイブニングセミナー、トヨタ様の見学会、ベトナム・ダナンでの光触媒国際会議等と忙しい月でした。
(11/8日、JFCA-USACA事務局会議)
 先月のCMC国際会議の中で報告済み(19頁、会員専用HP)ですが、USACAは、4つのWG(CMC、原子力、透明セラミックス、教育)に続き、現在、5つ目としてハイパーソニックWG(超耐熱材料)を準備中。昨年のRoadmap2050アンケート調査で、米国の今後のキーテクノロジーの第一位はCMC、第二位は耐熱材料、第三位は3Dでしたが、構造材料では日本より規模、質ともに一枚上手です。教育WGは大学イニシアチブで順調に進まないと嘆いていましたが、米国も人材育成は大きな課題。JFCAは、来秋、東京工業大学にセラミックス講座を開設し日本の素材産業の強さをPR、順調に進めばこのモデルを全国展開する予定です。

今月1日は、ADCAL行事で総理大臣賞を受賞したエアロゾルデポジション(AD)のTOTO中津工場の見学会、21日は昨年度採択されたJFCA提案の産学連携共同研究に向けたJST産学協創の場分科会(セラミックスの高機能化と製造プロセス革新)で、各大学、国研から11のプロジェクトの研究進捗と来年度の研究計画が報告されます。プロジェクトによってはテストピースの頒布もあり、是非、次のビジネスシーズを見つけて下さい。なお、参加資格は会員のみとなりますので御注意下さい。(担当部長:山口)
最近の米国は製造プロセスについても精力的に研究を進めており、日本のお家芸と考えると大きな間違いです。米国政府の研究開発費の総額は、日本政府の4倍という事実は如何ともしがたいものがあります。
ここ数年、インフルエンザの流行は12月から1月です。今年は予防のワクチンの供給が遅れていることが話題になっていますが、皆様、年末の多忙な中、風邪など召されませぬようお体御自愛下さい。





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