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JFCAの近況(1月)

新年、明けましておめでとうございます。新しい年、2019年の抱負は如何でしょうか? 3兆円産業となった日本のファインセラミックス、今年はパブリシティの強化に努めていきます。

(変化したのは世界地図)
 2017年の国内総生産(GDP)は、G7主要国に加えて、中国(2位)、インド(6位)、ブラジル(8位)が上位に入り、その順位は昔に比べて様変わりです。また、2017年の自動車販売台数は中国2,900万台、米1,760万台、日520万台、印400万台、独380万台、英300万台となり、いまや中国やインドは自動車の主要市場です。このように、世界経済の勢力図は大きく変化し、もはや自国中心という考えは通用せず、世界を見据えるグローバルな視点が求められます。我々も現状に満足することなく、この世界地図の変化に追従していくことが大切です。

(今年も元気なセラミックス)
 昨年度の日本のセラミックス生産額は3兆円、対前年度比10.6%と大きな伸びでした。世界でも2017年から2024年の成長予測は6.3%と、セラミックス産業の進展は日本だけではありません。最近の米国市場レポートでも、材料の代替としてセラミックスの有効性が報告されています。例えば金属からの代替では、機械の軽量化や小型化、保守コスト削減、耐熱性により熱機関の効率向上に貢献しています。まさに「美味しい料理は、素材で作られる」で、今年もセラミックス産業の益々の発展が期待されます。

(テクノフェスタと新春懇親会)
 今月28日(月)は、JFCAの大きな行事であるテクノフェスタと新春懇親会がメルパルク東京で開催されます。昨年関心の500件のテーマから厳選した14テーマについてオーラルとポスターの発表、二つの講演会、そして新春懇親会と続きます。皆様、是非、御参加下さい。

 今年も見学会、各種セミナー、国際標準開発等、最近の話題をテーマに企画していきます。また、昨年発足のCMCコンソーシアム、会員46社となった先進コーティングアライアンスも元気です。日本がまだ強いファインセラミックス、世界のセラミックスファミリーと一緒に舵を取り、帆を進めていきますが、主役は皆様、100社のJFCA会員です。


 本年も宜しくお願い致します。





一般社団法人日本ファインセラミックス協会:ページの先頭へ戻る